僕は勉強のときは音楽を聴かない派なのですが、音楽を聴きながらやった方がいいこともあるようです。
以前紹介した『インプット大全』にこんなことが書いてありました。
手段や段取りが決まっている作業、あまり頭を使わない単純な作業に関しては、音楽はプラスに働きます。(p.100 より)
研究室でやることには単純作業もけっこう多いので、実際に試してみました。
今回検証した作業は研究で使うショウジョウバエの餌ビンに紙片を挿していき紙栓をつける作業です。一箱約200本。週1回くらいでやっているひたすらな単純作業です。
音楽はApple Musicで適当な洋楽Popsのプレイリストを流しました。
結果
音楽なし 32分44秒
音楽あり 29分12秒
だいたい10%くらい所要時間が短縮されました。
もちろん作業への慣れもあると思いますがいつも30分を切ることはなかったので効果はありそう。体感としては、音楽があることによって脳の飽きが軽減される感じがしました。
勉強など集中力を要する頭脳労働系の作業をするときは音楽はマイナスですが、頭を使わない単純作業においてはプラスに働くようです。また運動をするときにも音楽は効果的です。
僕は他にも、朝には気分を上げるためにポップスやダンスミュージックを聴き、夜にはリラックスするためにジャズやクラシックを聴くようにしています。音楽をうまく活用すると気分をコントロールして生産性を上げることが可能なんですね。
なお、研究室内でイヤホンを付けることを推奨するものではありません。
安全性には十分配慮してください。