東大院生ショータのなるほどアウトプット~バイオ研究者への道~

生物学系研究者を目指す大学院生のブログ。学びや気付きのアウトプットをしていきます。

元TOEIC975点スコアラーが考える英語勉強のポイント

大学の単位認定や就活、院試でも使われるTOEIC。社会人になっても英語だけはついてくるという人は多いはず。

 

僕は英語のペーパーテストはなぜか得意な方で、TOEICで975点を取ったこともあります。もう2年以上前なので有効期限切れですが。

 

f:id:Shota_output:20191030110016j:plain

 

 

TOEICの勉強法を聞かれることが多いのでポイントをザックリと紹介します。

 

 

リスニング

わからなかった部分がある問題は解答のスクリプトを見て音読練習→CDを聴きながらシャドーイング

 

文法

わからなかった問題は高校レベルの参考書で基礎を確認→問題になった文章を正しくしたものを何度も音読、暗記

 

 長文

知らなかった単語、読み取れなかった分について調べ、単語カードなどに書き出す。問題文を100%理解できる状態にしたら問題文をスラスラ音読できるように練習する。

 

 

お気づきの方も多いと思いますが僕は英語の勉強においては音読を非常に大切にしています。問題集で間違えた問題を題材に音読して体にインストールしていく感覚です。音読は速読のトレーニングにもリスニングのトレーニングにもなり、正しい英語が身体に染みつく最強の勉強法だと思っています。音読中は返り読みができないので英語を英語の語順のまま理解するトレーニングになり速読力につながります。また正しい発音やアクセントを体に覚えさせることでリスニング力も大きく向上するのです。

 

音読をする際のポイントは

①意味を完全に理解する

 意味がよくわからないまま音読をしても効果はありません。まずは文法や単語を徹底的に調べ、解答の和訳と本文を比較しながら意味を100%理解できるようにしましょう

②正しい発音にこだわる

いい加減な発音で適当に音読をしたらむしろ逆効果です。問題集に付属のCDをよく聞いて、直後にマネして音読するシャドーイングが効果的。音声が無い長文などでも単語のアクセントや発音記号をよく調べましょう。

 

このように意味も発音も完全にわかる状態で音読することで英語を英語のまま処理する能力がグングン伸びて体にインストールされていきます!

僕が当時使っていた参考書はこちら

 

でもどの参考書は何でも良くて、一度解いた問題の解き直しまできっちりやることの方が大切だと思います。

 

 

僕は単語帳は使わない派で、問題集を解く中で出会った知らない単語や知らない文法知識を単語カードにひたすらストックしてそれを暗記するスタイルでした。

 

 

中学・高校の英語を軽んじるべからず

英語が苦手だから勉強しなきゃ、といきなりTOEIC対策を始める人が多いですが、TOEIC対策をするより中学、高校までの英語を復習しなおすところから始めた方がいいと思います。高校までの英語の文法や単語が全ての基礎力になります。 逆にそこさえマスターしてしまえば語彙のアップデートと処理能力の向上でだいたい対応できるようになります。私はそんなの大丈夫という人、過去完了とか仮定法過去とか使いこなせますか?(僕も自信ありません)中高の英語を侮らずにきちんと勉強すると一生モノの英語基礎力が身につきます。

 

 

 

 

で、そんなにTOEICの点数高かったら英語ペラペラなんでしょ?

TOEICで975点もあるならさぞかし英語がペラペラなのだろうとよく思われるのですが全然流暢に喋れません!かなりたどたどしくなんとか英語をひねりだすような感じになります。 TOEICの点数と英語を「話せる」かどうかには皆さんが思っている以上に相関が無いです。リフティングがうまいのとサッカー選手として素晴らしいのは全然別の話なのと同じです。実際に留学でもして英語でしゃべる経験を積まないと話せるようにはならないですね(汗)

 

大学生の時アメリカに研修に行ったことがあるのですが、TOEICの点数が高いために英語ペラペラを期待され、「思ったより喋れないんだね」と言われてショックだったという苦い経験があります...

 

 

本質的に意味があるかという話は別にして、TOEICのスコアが高いと色々な場面で優位に立てるのは確かです。ハイスコアを目指したい方はぜひ「音読」「基礎」を大切にして勉強してみてください!