東大院生ショータのなるほどアウトプット~バイオ研究者への道~

生物学系研究者を目指す大学院生のブログ。学びや気付きのアウトプットをしていきます。

初めてのZOOMラボセミナーの感想

新型コロナウイルスの蔓延のに伴う緊急事態宣言を受けて、東大は制限レベルを引き上げ、 僕の所属ラボでも立ち入りできる人員が制限される状況になっています。

 

今日はラボで毎週行なっているセミナーが初めてZOOMを使ってオンラインで開催されましたのでその感想をまとめました。発表者はPowerPointなどで作成した資料をもとに研究状況などについて説明、僕は発表はせず聞き手として参加しました。

 

 

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良い点

 

・もちろん、わざわざ行かなくて良い

直接顔を合わせないオンライン開催でも、普段通りの目的を果たせていたと思います。案外普通です。移動の時間と労力がないので遠方の人でも楽チン。何人集まっても何時間喋っても感染リスクはゼロです。

 

・画面共有がスムーズ

PC画面そのものを共有できますし、PDF資料も開いておけばそのまま共有できます。マウスのカーソルも反映されるので、グラフを指しながらの説明なども違和感なくできます。細かい図もわりとはっきり見えましたが、各自の閲覧環境による部分もあるので資料を事前に参加者にメールで共有しておけば確実です。

 

・バーチャル背景が優秀

ビデオで自分の部屋が映るのが嫌だという人も多いと思いますが、ZOOMのバーチャル背景という機能は非常に優秀で、人の輪郭を自動で識別して背景を任意の画像で隠してくれます。クロマキー合成を緑の垂れ幕無しでもやってくれるイメージ。少々動いてもしっかり追従してくれるので、バーチャル背景を使っている人の部屋の様子は全然わかりませんでした。

 

 

 

 

悪い点、違和感

 

・音質が悪いので耳が疲れる

音声は聞き取れますが音質はかなり悪くなる印象です。イヤホンやヘッドホンで低音質の音声を長時間聞いているとかなり耳が疲れました。生で聞くよりはるかに疲れます。

 

・ビデオONだと、常に見られている感覚がある

ビデオをオンにして参加すると自分を正面から間近で見た映像が常にみんなに表示されている状況になります。いつものセミナーではコの字型に座っており聞き手側が常に正面から誰かに見らているということはないので、妙なプレッシャーに感じました。かといってビデオをオフにすると、本当にその場にいて聞いているのかわからなくなるという難しさがあります。

 

・頭が切り替わらない

家からセミナーを受けるという状況に脳が慣れておらず、内容になかなか入っていけない感覚がありました。家に居ながら仕事モードとオフモードをしっかり切り替えるのは少し難しいですね。この辺りは慣れれば大丈夫なのかもしれませんが。

 

 

というわけで、オンラインでも特に滞りなく普段とほとんど変わらないラボセミナーだったと思います。東大は講義を全てオンラインで行なっていますし、多くの企業でも会議や研修をオンラインで行っています。こういう流れがコロナ終息後にどれくらい維持されるのかとても興味深く見ています。