東大院生ショータのなるほどアウトプット~バイオ研究者への道~

生物学系研究者を目指す大学院生のブログ。学びや気付きのアウトプットをしていきます。

『ストレスフリー超大全』読むほど人生がラク〜になる超具体的ノウハウ本!!

 

『ストレスフリー超大全』ってどんな本?

あなたは何に一番ストレスを感じていますか?そのストレスから自由になれるなら、なりたいですか?

適度なストレスは生きていく上で必要ですし、全てのストレスの原因を直ちに取り除けるわけではありません。しかしストレスに強い人はストレスを上手に受け流している。ストレスを上手に受け流せるのが「ストレスフリー」な状態として、あらゆる種類のストレスに対して上手に向き合う考え方と超具体的な対処法が百科事典のように網羅された本が『精神科医が教える ストレスフリー超大全』(樺沢紫苑:著、ダイヤモンド社)です。

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めちゃくちゃ良い本だったので自分に刺さったところを3点ご紹介したいと思います。

 

 孤独を癒す:大人になってから友達を作る方法

他大学の大学院に進学すると思っていた以上に友達が少なくなりました。大学時代は部活や学部の友人が自然といましたが、大学院はみんな忙しいので同じ専攻でも他のラボの学生と会う機会はなかなかありません。出身大学と地理的にかなり離れているので、学部時代の友人に会うのも大変です。孤独感は、他大院進にあたり想定していなかったデメリットでした。

 

そんな中、本書の「大人になってから友達を作る方法」(p.104~109)の一節にハッとしました。

「友達なんかいなくていい」「自分は1人でいるのが好き」と常に思っていると、それが非言語的に周りの人に伝わってしまいます。結果的に、「自分に話しかけてくれるな」という雰囲気がでてしまうのです。

 

一人っ子だったり転校生だったりした経験から自分は孤独に強いし一人でも大丈夫、と思っていましたが、それが心の閉じた「クローズマインド」の雰囲気を作ってしまい友達ができづらい原因になっているかもしれないと気付きました。大切なのは反対に「オープンマインド」つまり心を開いた状態にし、人に話しかけられた時笑顔で対応したり自分から人に話しかけることです。当たり前のようでなかなか難しいですが、積極的に遊びや食事に誘うと案外みんな来てくれるものだなと最近は実感しています。

 

 

  

お金の不安をなくす:自己投資は幅広く

僕は勉強のための本やセミナー参加費は自己投資としてケチらずしっかりお金を使うように意識しています。本書でもp.198~「お金の不安」を取り除く方法のなかで最も確実でリターンが大きい投資は「自己投資」であると明言しています。

 

ただ僕の中で自己投資といえば勉強やスキルアップのためのものというイメージでしたが、著者が考える自己投資は映画や旅行、健康、さらには美味しいものを食べたり美容院に行くといったことまで、幅広いものでした。それらのなかには今まで単なる娯楽と考えてお金を使わないようにしていたものも結構ありました。何でもそこから学びや経験を得ることができれば自己投資になりうるし、ファッションなんかもそれによって豊かな人間関係を築けるなら立派な自己投資であるわけですね。僕は研究者という、お金の不安がつきまとう職業を目指すからこそ、今のうちにきっちりと幅広い自己投資をしていくことが大切。いかにお金を使わないかを考えるのではなく、しっかりお金を使って様々な体験をし、そこから学びと経験を吸収する生き方をしていきたいと思いました。

 

 

 

自己肯定感を高める:まずは「自己受容」を目指そう

あなたは自分に自信がありますか?

迷わずYesと言える人って案外少ないのではないでしょうか。自信が大事とか、自己肯定感を高めようとよく言われますが、その定義は曖昧でフワッと使われていることが多い言葉です。本書では自己肯定感と自信の関係について明確な公式を提示しています。

【自信の公式】自己肯定感 X 経験 = 自信

つまり、自己肯定感を高めたうえで成功体験を積むことで自信が生まれるというわけです。しかし、現状として「自分なんか...」という自己否定感ある人が、いきなり自己肯定感を持てるなら苦労しません。そこで大切なのは、まずは「自己受容」 をしましょうということです。

 

自己受容とは、「今のままの自分でいい」「ありのままの自分でいい」と思える感覚のことです。自己受容とは自分を否定も肯定もしない「ゼロ」の状態。まずこの状態になれないとその先の自己肯定や自信のステップには進めません。

 

では「自己受容」に至るにはどうすればよいのか?著者がすすめるのは「自己受容の4行日記」です。1行目に今日あったネガティブなことを書き、それに対して「今の自分でいい」とか「それでいい」というフィードバックを書き足します。心に葛藤が生まれてもまずは自己受容の言葉を自分に投げかけることが変化の第一歩になります。2〜4行目はそれぞれ今日あったポジティブな出来事を思い出してその感想を書きます。これを寝る前に行うことで自己受容感を高めポジティブな気持ちで1日を締めくくることができ、続けていけば自己否定に支配されがちな思考回路をリセットしていくことができるのです。

 

 こんな人におすすめ!

人間関係や家族の問題、仕事、健康、メンタル、生き方に至るまであらゆるジャンルが網羅されているので、誰が読んでも1つは刺さるポイントがあると思います。特定の悩みがある人はもちろんですが、漠然と今の生活が嫌だ、人生を変えたいと思っている人が読むと何か具体的に一歩を踏み出すヒントを与えてくれる本だと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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