東大院生ショータのなるほどアウトプット~バイオ研究者への道~

生物学系研究者を目指す大学院生のブログ。学びや気付きのアウトプットをしていきます。

院試の面接で聞かれたこと

最近院試について聞かれることが増えてきたので、補足を書いておきたいと思います。

東大新領域先端生命の院試全体については以前の記事をご参照ください。

 

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今回は面接で聞かれた質問内容を、当時のメモをもとに紹介したいと思います。

  • あなたの氏名と第1志望分野を教えて下さい。

これは最初の本人確認です。(僕は志望配属でした)

 

  • 現在卒論研究はしていますか?
  • 卒論研究の内容について1~2分程度で説明してください

これがメインの質問ですね。卒論内容はスムーズに説明できるように練習しておくのは必須でしょう。なお卒論研究をしていない場合、最近読んだ科学関連の本の感想を聞かれたという話を耳にしました。

 

ここから先は卒論の説明に対して結構細かい質問や指摘がありました。特に研究の手法やアイデアに対する議論が多かったです。このあたりは自分の分野と面接官の先生方の分野の相性などもあると思いますが、自分で理解していないことを迂闊に言うと総攻撃に合うかもしれません(笑) とはいえ意地悪な質問というよりはまっとうなサイエンスの議論ですので、研究のヒントを頂いた部分もたくさんありました。理論武装は院生なら必須スキルですので頑張りましょう。

 

  • 同じ研究室の同級生はどんな研究をしているの?
  • その同級生にアドバイスするとしたら何と言う?

これは一番面食らった質問かもしれません。他の人の研究に関心を持っているかという部分でしょうか。僕の場合テーマが大きく違う人が多かったのでそれを説明してアドバイスについては逃げられました。

 

  • 配属志望分野で行われている研究を説明してください

志望配属の場合、志望先の研究室での研究内容は説明できるようになっておきましょう。

 

  • 配属志望分野でどのような研究をしたいか決まっていますか?

僕は具体的なテーマまで希望が決まっていたのでその旨説明しました。教員が複数いる場合どの先生のテーマを希望するかなど知りたいという意識調査的な側面もおそらくあります。決まっていなかったり迷っていてもその旨を説明できればいいと思います。

 

  • 配属志望分野の先生の論文は読んだことはありますか?

これもちょっとギクッとした質問ですね。というのも論文に目は通したのですが、学部時代の分野と離れすぎていて言葉がまったく入ってこずチンプンカンプンだったからです。それについては正直に説明して、その代わり志望研究室を知るきっかけになったプレスリリースの内容と面白いと思った点を説明しました。完全に理解できなくても志望分野の論文はいくつか目を通しておいたほうがいいでしょう。

 

  • 君がやりたいと言っていることと現在の研究内容がどうしてそんなに違うの?

これも困った質問でした。学部は大学入試の滑り止めで仕方なく入っており、当時やっているテーマも元々の希望と違うテーマを無理やりやらされていたのでそう説明せざるを得ませんでした。そのうえで、今の学部の勉強が深まるにつれてやはりもっと違う観点から勉強してみたいという気持ちが強くなり、他分野の大学院に進学しようと思ったという流れで説明したと思います。

 

僕の例としてはだいたいこんな感じでした。あくまで一例ですので信じすぎないでください。いずれにせよ卒論研究の内容については研究手法やアイデアなどをよく理論武装しておくことをおすすめします。院に進学したらどのようなことがしたいか、どのような分野に興味があるかも説明しておけると良いでしょう。

受け答えは説明ができるかそのものもありますが、論理的なコミュニケーションがきちんと取れるかが最も重要なので、わからないならわからないで変にごまかさずにそう言うほうがいいと思います。

 

ちなみに、服装はスーツを着てくる受験生が多いですが、私服でも大丈夫です。

僕は襟付きのシャツに黒ズボンというビジネスカジュアルくらいの服装で行きました。

人となりがわからないから私服で来てほしいと言う先生もいらっしゃるくらいです。Tシャツ短パンにサンダルとかだと流石に失礼かと思いますが(笑)

 

 

というわけで面接について紹介しましたが、以上のような内容は他の大学院の面接でも聞かれることだと思います。たくさんの教授を前にすると緊張しますが結局は準備がものを言います。頑張ってください。

 

 

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