もう2019年度も終わろうとしています。
修士1年の研究生活を振り返ってみたいと思います。
良かったところ
まず何と言っても楽しく研究できたということですね。
以前は興味のない分野、やりたくないテーマ、合わない指導教員という三重苦揃った研究生活でしたのでそれはもうとてもとても苦しかったです。その三重苦状態で夜遅くまでや休日も含めた実験をほぼ強要される毎日でしたから、精神的にも肉体的にもギリギリでした。
大学院でなんとか逃げおおせた今、興味のある分野、やりたいテーマ、相性の良い指導教員のもと研究できているのが本当に幸せですし有り難いことだなと思います。
それから、研究会や生命科学夏の学校、国際学会など学びの場に積極的に出たのはとても刺激を得られました。そこからの繋がりのおかげで研究が大きく進展した部分もありこれからも大切にしていきたいです。
また、実験が全くうまくいかない状態が最初の5ヶ月ほど続きましたが、一つ一つ可能性を潰しながら粘り強く取り組んだ結果原因を究明し実験ができるようになりました。結局ラボの実験系に複数のエラーがありそれが重なっていて、ここ数年は誰もラボでその実験を成功した人がいないという状態でしたのでひとつラボに貢献できたと思います。まあ実験がうまく行ったら行ったで先輩のモデルと矛盾するなどして新たな謎が深まったのですが...
悪かったところ
論文を読んだ数が圧倒的に不足していたと思います。この1年でまともに読んだと言えるのは数えたところ60報程度でしょうか。学部時代とは全く違う分野に来ていることもあり、まだまだインプットが足りていないと感じます。
毎日ジムでエアロバイクを漕ぎながら論文を読むという良い習慣もできかけていたのですが、コロナの影響でジムが閉鎖となり断絶している状況です。
自分のアウトプット能力の低さも痛感させられました。セミナーのプレゼンでもあまり伝わっていない反応をされることが多いですし、春にあった専攻のレポート論文や国際学会のポスター発表でも表彰の機会は逃しており、自分のアウトプットが大したことがないことを痛感しました。現在も中間発表の準備と学振申請書に大いに苦しんでいるところです。
そしてやはり結果が出ていないこと。今やっとデータが取れ始めたところで、何かわかったと実感できるには至っていません。すぐに結果が出たら苦労しないと言う話ですが、自分の研究でこんなことがわかったと胸を張って言えないのはとても寂しく心細いことです。
改善策
以上をふまえ、2020年度修士2年生の目標としては
- 毎日論文を読む習慣をつける。また、読んだ論文を少しでもアウトプットする。
- 研究の進め方、論文の書き方、ポスター発表やプレゼン発表のやり方についてもっと勉強し、ひとつひとつ実践し、できるだけ多くのフィードバックを得る。
この2点に日々取り組みつつ
「初めての筆頭論文を世に出す」
ことを最も大切な目標として頑張っていきたいと思います!!