東大院生ショータのなるほどアウトプット~バイオ研究者への道~

生物学系研究者を目指す大学院生のブログ。学びや気付きのアウトプットをしていきます。

『インプット大全』と『アウトプット大全』から見えてくる圧倒的に自己成長して信用もお金もついてくる最強の生き方!!!

先日出版記念講演に参加した樺沢紫苑『学び効率が最大化する インプット大全』を改めて読了しました。

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ベストセラーとなった前著『アウトプット大全』の続編であり、インプットの効率を最大化することの重要性とそのノウハウが凝縮された一冊になっています。それではこの本から得た気づきを3つご紹介します。

 

インプットの精度を高める

毎日膨大な情報に晒されている現代人。たくさんの情報に簡単にアクセスできる一方で、無駄なインプットも多くなってしましがちです。例えば、あなたは今日見たニュースをいくつ思い出せますか?すぐに忘れる情報、自分に役立たない情報をいくらインプットしても時間と脳のリソースの無駄です。インプットで重要なのは「量」より「質」。無駄なインプットを捨て、質の高いインプットを選択していくことが大切です。

 

では、どうすれば質の高いインプットができるのか?そのポイントは「アンテナを立てる」ことです。自分が興味や関心のあるテーマは何か?自分はどんな情報を得たいのか?と自問自答し書き出してみるだけで必要な情報に対するアンテナが張られ、自分にとって重要な情報を自然とキャッチできるようになります。本を読んだり授業やセミナーを聞くにしても、あらかじめ目的や方向性を明確にしておくことでインプットの精度は大きく高まるのです。

 

 

アウトプットを前提にインプットを行う

なんとなく読んだ本の内容はすっかり忘れているけど、読書感想文を書いた本の内容は今でも覚えいるという経験、ありませんか? これがアウトプットの効果です。読書感想文を書かなければいけないというプレッシャーの中で本を読むと自然と深い読みになり、主人公の気持ちの変化など細かいことにも気づけます。アウトプットを前提にインプットすることでそのプレッシャーから脳が活性化しインプットの精度は格段にアップします。これは先ほどの「アンテナを立てる」ともつながりますね。さらに、アウトプットすることでインプットした内容が記憶に定着したので本の内容を覚えていたのです。

 

アウトプットと言っても原稿用紙とにらめっこする必要はなくて、感想を人に話すSNSやブログでシェアするといったことも立派なアウトプットになります。これはあらゆることに応用可能で、アウトプットを前提にすると本やセミナーだけでなく、遊びやテレビ、何気ない日常の風景からさえも鋭い気づきを得ることができます。

 

 

 

インターネットを最適化するツールを使いこなせ

自分に必要な情報が分かったとして、どうすればそれを精度高く入手できるでしょうか。無駄な情報の割合が高いのは漫然としたネットサーフィンやテレビ、SNSのタイムラインをなんとなく見ているときでしょう。一方、信頼できる情報を発信しているキュレーターをフォローしたり、関心のあるワードをGoogleアラートに登録して最新の情報が定期的にメールで届くようにすれば無駄なインプットを減らして重要な情報をピンポイントで入手できます。『インプット大全』は他にもRSSフィードや便利な高度なネット検索法など賢く情報を入手する具体的なノウハウが多数紹介されています。一番目からウロコだったのは位置情報からカメラロールの写真を探す方法でしょうか。多くのスマホでは写真を撮った時に位置情報が付加されます。そのことは知っていましたが、逆に位置情報から画像を検索するという発想はありませんでした。セミナー資料などの写真は今までいちいちEvernoteにアップしていたのでこちらの方が手軽かもしれません。

 

 

 

 

『アウトプット大全』と両輪をなす一冊

『インプット大全』には「インプットとアウトプットは表裏一体」という言葉があるように、樺沢紫苑先生の前著『アウトプット大全』と『インプット大全』は両輪を成す一冊であり、両方を合わせて実践することで何百倍もの効果を発揮します。『アウトプット大全』のエッセンスを簡単にお伝えすると、インプットした情報を書いたり、話したり、実際に行動に移すというアウトプットを行うことで何倍も記憶に残りやすくなり、圧倒的に自己成長できるということです。そしてアウトプットすれば気づきや周りの人の反応などの形でフィードバックが返ってくるので、それをもとにインプットをさらに改善する。そうしてインプット→アウトプット→フィードバックというループを何度も何度も回すことで圧倒的に自己成長できるというのが樺沢先生流自己成長術です。

 

圧倒的に自己成長しながら信用もお金もついてくる最強の生き方

『アウトプット』大全がベストセラーになったのは、インプット→アウトプット→フィードバックのループを回すことで自己成長できるということだけでなく、それが誰でも今すぐ始められるものであることを具体的なノウハウとともに示したからではないでしょうか。インターネットのおかげで、それまでメディアなど限られた人たちに独占されていた情報発信は大衆化しました。そして情報発信を生業とする人々が出現しました。プロブロガーはその典型ですし、最近では情報発信で多くの登録者を獲得しているYouTuberなども多数います。そして何より著者の樺沢紫苑先生は「出版」という最強のアウトプットでベストセラーを連発している他、セミナーやオンラインサロンなども精力的に取り組んでいるまさに情報発信のプロ中のプロです。インプット→アウトプット→フィードバックのループを何度も何度も回し続け、成長の螺旋階段を登っていった先にはプロの情報発信者という世界が開けるのです。これは圧倒的に自己成長しながら、信用もお金もついてくる最強の生き方だと思います。

 

 

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成長の螺旋階段の第一歩は「アウトプット前提」から

しかし、『アウトプット大全』を読んだ直後は「そうは言ってもやっぱり難しい」という率直な気持ちがありました。質の高いアウトプットをするのは難しく、それなりに鍛錬が必要です。話すのが苦手、文章を書くのが苦手という人は多いでしょう。それらをブラッシュアップしていくには忍耐強く取り組み続けるなければなりません。放置していたこのブログを再び更新し始めたのもアウトプット力を磨きたいという気持ちからですが、自分の遅筆、拙筆さに何度絶望したことでしょう。それに、何をアウトプットすれば良いかわからないという問題も生じます。自分の研究の専門的なことばかり書いても誰も読んでくれないし、かといって日記のような中身のない記事ばかりでもダメだと悩んでいました。

 

ところがこの『インプット大全』を読んで、アウトプットに対して気持ちが軽くなりました。インプット大全には随所に「アウトプットを前提にインプットせよ」というメッセージがしつこいほど出てきます。「真夏のインプット祭り」の合言葉も「AZ(アウトプット前提)で行こう!」でした。以来、読書やSNS、ネットニュースを見る時、YouTubeを見ている時などあらゆる場面で「あとで感想をブログかツイッターに書こう」と思うようにして生活してみました。すると、確かに今までスルーしていただろうことにも気づくことができますし、何よりそれを人に伝えたくなる。自然とアウトプットしたくなるのです!勉強から遊びまで、あらゆることにアウトプット前提で臨めば、多くの気づきが得られるだけでなく、自然とアウトプットしたくなって勝手にアウトプットしてしまう!!これなら楽しくアウトプットを継続的に磨いていけそうです。

 

思えば、「インプット→アウトプット→フィードバック」で一番最初にあるのはインプットなのです。成長の螺旋階段を登る第一歩は、「思わずアウトプットしたくなるような良質なインプットをする」ことからだと気づきました。

 

 

あなたも『インプット大全』を手に取るところから圧倒的に自己成長する最強の生き方を始めてみませんか?